突然ですが
マイコーです。
タワレコで
スペシャル・エディションの輸入盤が990円だったので思わず買ってしまいました。リアルタイムに接したマイケルのアルバムは『スリラー』だったのですが、ダンスやPVはすごいと思ったものの、あまりソウルやダンス・ミュージックに接したことのなかった当時の私にはあまりピンと来ない音楽だったのですね。おかげでこのアルバムを耳にするのはかなり後になってしまったのですが、ソウルやファンクにある程度親しんでから出会えて幸いだったように思います。これは素直にカッコイイと思える音楽でした。こうして改めて聴いても、やはり『スリラー』よりずっといいじゃないか!と思えます(どちらも
クインシー・ジョーンズのプロダクションなんですけどね)し、マイケルの最高傑作と言い切ってしまいたい気持ちになります。前半のたたみかけるようなダンス・チューンのつるべ打ちは抜群の疾走感があるし、
ポール・マッカートニー曲「ガー
ルフレンド」から始まる後半との
コントラストも見事。なによりもマイケルの若鮎のような躍動感のある伸び伸びとした歌が実に良いんですよ。今ではどうしてもゴシップの方が先に立つ存在になってしまったけど、彼は何よりもまず一人の優れたミュージシャンなのだという当たり前の事実を再認識させてくれるアルバム。