GW中に見たり読んだりしたもの

ダンシング・ヴァニティ

ダンシング・ヴァニティ

久々に筒井康隆を面白く読めました。僅かな差異を孕んで反復される記述はゲーム的手法を導入したというのが正しいのでしょうが、個人的には「ミニマル・ミュージックの方法論で書かれた快作」と呼びたいです。かつての「夢の木坂分岐点」「熊の木本線」などを彷彿とさせるところや、ガルシア・マルケスばりのマジック・リアリズムを感じさせるところもありましたね。

凶区の爪 (カッパ・ノベルス)

凶区の爪 (カッパ・ノベルス)

book offで購入。牧場-類子のコンビ物第一作。

大山・升田から羽生に至るまでのトッププロとの対戦記。面白かったです。

ディス・イズ・ボサノヴァ [DVD]

ディス・イズ・ボサノヴァ [DVD]

カルロス・リラと歩ホベルト・メネスカルの案内でたどるボサノヴァの歴史。

リスペクト・ユアセルフ~スタックス・ストーリー [DVD]

リスペクト・ユアセルフ~スタックス・ストーリー [DVD]

2枚組で1枚目はレーベルの栄枯盛衰をたどったドキュメンタリーで色々と考えさせられます。2枚目はノルウェーでの1967年のステージ。動くオーティス・レディング、サム&デイヴが見られるだけでも充分だけど、パフォーマンスも素晴らしい。

アライヴ・イン・パリス 1970 [DVD]

アライヴ・イン・パリス 1970 [DVD]

ソフト・マシーン・ファンにとってはたまらない映像。ロバート・ワイアットがドラムを叩いている姿をふんだんに見られます。


他にはグレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」のDVDやPerfumeのライヴを見返していました。本は棋書をいくつか。