ジャネット・ジャクソン『ディシプリン』

ディシプリン(初回限定特別価格)

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実は新譜が出るたびに買ってます(笑)。突飛に聞こえるでしょうが、私にとって彼女はクロディーヌ・ロンジェブロッサム・ディアリーらと並ぶ“ウィスパリング・ビューティー”なんですよ。ただし彼女の音楽が一番輝いていたのは『ジャネット』、『ヴェルヴェット・ロープ』(大傑作)、『オール・フォー・ユー』までで、最近はどうもピンとこないアルバムが続きました。
しかし、長年の音楽的パートナーだったジャム&ルイスと離れ、多数のプロデューサーを迎えた本作はかなり盛り返しています。インタールードを多用したアルバム構成も私好みだし、それぞれのプロデューサーがジャネットのキャラクターをうまくたてていて、粒揃いのポップな楽曲が並んで最後まで楽しく聴くことができました。セクシャルな内容の歌詞が多いようですが、彼女のヴォーカルはねばっこくないのであまり意識することはないですね。優れたポップ・アイコンとしての存在感はまだまだ健在であることを示した佳作です。


先行シングル「フィードバック」のPV。ダンスのキレの良さはさすがです。