高田漣『Lullaby』

LULLABY

LULLABY

最近まったりした音楽しか聴けなくなっています。なのでしばらく“まったり系アルバム”を取り上げていこうかと考えているのですが、この手の音楽って「心地よい」ぐらいしか書くことないんだよな(^_^;)。まあいいか。
さて、第1回目は 高田渡の息子であるペダル・スティール奏者・高田漣の1stです。最近では細野晴臣のDVD『東京シャイネス』での演奏ぶりが印象深いところですが、デビュー作にして既にそれに通じるリラックスした雰囲気がありますね。プロデュースは鈴木惣一朗。取り上げられているのはジェームズ・テイラータジ・マハールダン・ヒックスランディ・ニューマン、ジョン・セバスティアン、ニルソン等の名曲の数々で、鈴木のプロジェクト、ワールド・スタンダード”がかつて展開していた“ディスカヴァー・アメリカ”シリーズの姉妹編といってもよい内容です。余計な手を加えたり奇をてらったりすることはしない、素材の持ち味を生かしたシンプルなプロダクションが快適で素直に曲の良さに浸れます。高田渡作品もさりげなく取り上げられていますよ。ジャケットも素敵。