愛すべきワースト・アルバム達

『Q Magazine』という雑誌がワースト・アルバム・トップ10を発表した、という記事を読みました。
http://music.yahoo.co.jp/music_news/d/20060329-00000648-bark-ent

これにならって私もワースト・アルバム・トップ5を選んでみましたよ。ただし、「嫌いなアルバム」ではありません。本当に嫌いなアルバムは速攻売ってしまって記憶にも残っておりませんからね(笑)。ここに選んだアルバムは、聴くたびに「あ〜ダメだよなぁ」と思いつつも妙に惹かれてしまう、私にとって不思議な愛着のあるアルバム達なのです。

ラヴ・ビーチ(K2HD/紙ジャケット仕様)

ラヴ・ビーチ(K2HD/紙ジャケット仕様)

まあ、ジャケットからして苦笑するしかないアルバムですが(笑)、後半はキース・エマーソンが結構がんばってるんですよね。でもこれはやっぱり黒歴史でしょうか。契約の消化試合的色彩が強いアルバム。ポップな小品を集めた前半よりも「太陽と戦慄パートⅢ」なんかを無理して(?)やっている後半の方が実はツライ。でもアルバム発表後の80年代クリムゾン・ラスト・コンサートを収録したライヴ盤が最強の出来で、これでこのアルバムをかなり見直しました。
キーピン・ザ・サマー・アライヴ

キーピン・ザ・サマー・アライヴ

これ褒めてるレヴューをあまり読んだことありませんが、「ゴーイン・オン」と「ホェン・ガールズ・ゲット・トゥゲザー」が昔から好きなんですよ。ラストの「エンドレス・ハーモニー」はタイトルで泣かせますねえ。
トランス

トランス

テクノ・ポップなニール・ヤング。ミスマッチ過ぎます。でも最初にリアルタイムで聴いた彼のアルバムがこれ。このアルバムに出会わなければ「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」やCSN&Yを聴くこともなかったかもしれません。
マッカートニーII

マッカートニーII

これもテクノ・ポップに挑戦してますね。1stソロは今やジム・オルークも絶賛した宅録の名作として高い評価を得てますが、さてこちらは・・・。でも愛らしいおマヌケさがありますよ。「ウォーターフォールズ」といった流石の名曲もありますし。