リンダ・ルイス「セカンド・ネイチャー」

second nature

ショック太郎さん(id:bluemarble)からいただいたBlue Marbleのデモを聴いているうちに聴き返したくなったアルバム。なぜかというと6曲目の「Love Plateau」が取り上げられているんです。しかも完コピ!。ショック太郎さんのトッド・ラングレン魂が全開です(笑)。それにしても大野さんのヴォーカルはリンダに負けないキュートさで本当にまいってしまいました。


さて、このアルバムはクラブ・シーンでの再評価を受けた形で1995年に発表された、12年ぶりとなる復活作。イギリスとブラジルのセッション・ミュージシャンの手堅いバッキングに支えられ、小鳥のように伸びやかに歌うリンダのヴォーカルの魅力がたっぷりと味わえます。曲の出来も先に挙げた「Love Plateau」や、軽快でお洒落な「What's All This About 」などポップな佳曲揃い。往年の名曲「Sideway Shuffle」をビリンボウやクイーカをフィーチャーして再演しているのも心憎い。長年のブランクを感じさせない瑞々しさが全体に溢れているのです。
リンダの代表作というと、やはり私も「ラーク」や「ファザムス・ディープ」をまず思い浮かべますが(特に「ラーク」は掛け値なしの傑作と思います)、このアルバムもそれらに負けず劣らずの充実作といえるでしょう。久しぶりに聴いたのですが、すっかりいい気持ちになりました。