センティ・トイ「私の運命線」

最近のお気に入りの１枚。ジャケットの雰囲気から内省的なアルバムかと思いきや、ここで聴くことができるのは軽やかなメロディーを持った、ひそやかだけどポップなシンガー・ソングライターの音楽でした。
センティ・トイはインドのナガランド出身。ヘンリー・スレッギルの妻・・・といっても「マーク・ラパポートのじゃずじゃ」の愛読者じゃないとピンとこないかも。
そして特にそのことを意識しなくても充分に楽しめる作品です。ビートはエスニックな色が濃いのですが、センティの飾らないリラックスしたヴォーカルのおかげで全体の感触はあくまで軽やか。ブランドン・ロスやフェルナンド・ソーンダースといったニューヨークのミュージシャンを中心としたサポートもシンプルで的確、かつ温かみがあります。アコースティックな感触のシンガー・ソングライターの作品が好きな方にお勧めしたいアルバム。

※こちらで試聴できます。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=931837&GOODS_SORT_CD=101