2005年アルバム・ベスト10(洋楽・新譜編)

エアリアル

エアリアル

タイム・トゥ・ラヴ

タイム・トゥ・ラヴ

Lookaftering

Lookaftering

フィッシャーマンズ・ウーマン

フィッシャーマンズ・ウーマン

Want Two (Bonus Dvd)

Want Two (Bonus Dvd)

Belladonna (Dig)

Belladonna (Dig)

Chaos & Creation in the Backyard

Chaos & Creation in the Backyard

Cripple Crow

Cripple Crow

ア・サウザンド・デイズ

ア・サウザンド・デイズ

Feels (import)

Feels (import)


ティーヴィー以外は地味なアルバムばっかり並んでしまいましたが、聴き込む程に広がりと深みが生じてくる作品が揃ったと思います。そういった意味で象徴的なのはポール・マッカートニー。初聴ではまるで引っかかりがなかったのが、いつしかじわじわと心に染みていきました。エミリアーナ・トリーニはシンガー・ソングライター好きの方にはぜひ聴いてもらいたい宝石のような名盤です。サンディ・デニーとスモッグをカヴァーしているのが渋い。


ダニエル・ラノワとミッチェル・フルーム、いずれも当代きっての音響魔術師が揃ってインストゥルメンタル・アルバムを出して来たのも印象深い。ランキングからは外しましたが、フリップ&イーノもこの流れに入れてもいいでしょう。音響派が一段落したのを踏まえて、ポップ・ミュージックの感性で楽器を美しく響かせるとはこういうことなのだ、と彼等は改めて訴えているような気がします。


つい最近まで伝説の人だったヴァシュティ・バニヤンがいつのまにかフリー・フォークなるもののアイコン的存在に。まさに旬の時期に出た新作はデヴェンドラ・バンハート、アニマル・コレクティヴと一緒に聴くのが面白いです。