アンディ・パートリッジがジュディ・シルを絶賛

ジュディ・シルの1stと2ndが再発されました。2nd「ハート・フード」にはアンディ・パートリッジが文章を寄せているのですが、彼らしいひねったレトリックを多用しながらも、ジュディ・シルの音楽を大絶賛しています。
例えば、こんな感じ―

『ハート・フード』を聴くと、今でもぼくを完膚なきまでに幸福に破壊してくれる。音楽のハードルを上げてくれた彼女がぼくは大好きだ。ソングライターとして、ぼくが決して越えることのできない高さにハードルを上げた彼女が大嫌いだ。そして、いかにして飛び越えるのかを見せてくれた彼女を、ぼくは再び愛するのだ。

ブライアン・ウィルソンでさえ、彼の最もウェットな、壮大でスピリチュアルなウェスタン・ドリームにおいても、彼女には及ばない。

一度でも彼女の音楽的エデンを垣間見てしまうと、地上に戻ってくるのは難しい


ここまで賞賛するとは、大いにうなずけることでもあり、少々意外でもありといったところですが、ジュディ・シルの音楽が言葉の真の意味でスピリチュアルな、素晴らしいものであることは一度でも彼女の音楽に接したことのある方ならおわかりでしょう。もしXTCのファンでまだジュディ・シルを耳にしたことがない方がいらっしゃったら、迷わず彼女のアルバムを(できれば2枚とも。今年出た幻の3rdはその後でもいいです)聴いて欲しいですね。

Judee Sill

Judee Sill

Heart Food

Heart Food

Dreams Come True

Dreams Come True

私の過去のレヴュー

「ハート・フード」

http://d.hatena.ne.jp/huraibou/20041018

ドリームズ・カム・トゥルー

http://d.hatena.ne.jp/huraibou/20050521


1stももちろん素晴らしいですよ。