Tears For Fears「Everybody Loves a Happy Ending」

Everybody Loves a Happy Ending

Everybody Loves a Happy Ending


2004年作。ローランドとカークのコンビとして作品を出すのは「シーズ・オブ・ラヴ」以来だから15年ぶりということになります。そしてこれがなんと、大ヒットを飛ばしまくっていた人気全盛の頃をしのぐ超ポップな作品になっているので驚きました。ブラインドで聴いたらXTCと勘違いしたかもしれません。XTCの新作を待ちわびている人はこれを聴けば渇きは当分おさまります。かつて感じられた線の細さはなく、自信を持った音づくり。この手のサウンドが先端だった時代は既に過ぎ去っているものの、とにかくカラフルで楽しく、初めて聴く人にも充分アピールできるのではないでしょうか。特に3曲目「Call Me Mellow」はギタポファン必聴の名曲ですよ。国内盤が出ていないのが不思議でしょうがない、Tears For Fears復活作にして最高傑作。