星の数程もあるビートルズのカヴァー・アルバムの１枚ですが、６４年という早い時期にリリースされているので、「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」「イット・ウォント・ビー・ロング」、「ドント・バザー・ミー」といった、今からみるとやや地味な曲も選ばれているのが興味深いところです。
サウンドはアルバム・タイトルまんまなのですが、１９人編成のビッグ・バンドが快調にスイングしていて聴いていて単純に楽しいのです。ロック・ビートの躍動感を上手く４ビートに置き換えているアレンジもポイント高し。ビッグ・バンドのカッコよさがストレートに伝わるアルバムです。
