今日はあまり音楽を聴いていないので、最近読んだ/読んでいる本のリストを並べてお茶を濁しておきます。


堀江敏幸「河岸忘日抄」
吉田篤弘「百鼠」
・ザ・ワイアー編「めかくしジュークボックス」

めかくしジュークボックス―32人の音楽家たちへのリスニング・テスト

めかくしジュークボックス―32人の音楽家たちへのリスニング・テスト

最後のは再読。32人の音楽家にタイトル/演奏家を伏せて音源を聞かせてインタビューした本。現在ミュージック・マガジンでも同様の連載をやっているけれど、元祖はこちら。
レッド・ツェッペリンの「カスタード・パイ」を聴いたジャック・ブルースの感想が面白い。「なんてことだ。こいつを知らないはずがない。レッド・ツェッペリンじゃないだろうな?なぜセッション・ミュージシャンの演奏を聴かせるんだ?」
他にも、ジョン・ケイルブライアン・ウィルソンヴァン・ダイク・パークスを、エルヴィス・コステロにシェーンベルグを、ホルガー・シューカイにエンリオ・モリコーネを、ジョン・ピールキャプテン・ビーフハートを、ポール・ウェラーアル・グリーンを、ロバート・ワイアットにスライ&ザ・ファミリー・ストーンを・・・など、興味深い取り合わせがたくさんあって、読み応えのある一冊となっています。