ドン・バイロン「バグ・ミュージック」

Bug Music: Music Of The Raymond Scott Quintette, John Kirby & His Orchestra, And The Duke Ellington Orchestra

Bug Music: Music Of The Raymond Scott Quintette, John Kirby & His Orchestra, And The Duke Ellington Orchestra

変幻自在のクラリネット吹き、ドン・バイロンが30年代のジャズに挑んだアルバム。取り上げられたのは3人の作曲家で、デューク・エリントン、ジョン・カービー、レイモンド・スコットという取り合わせ。エリントンに対し、ジャズ史においてはほとんど黙殺されている2人(レイモンド・スコットはモンド方面で再評価されてますが)を配することで、エリントンのサウンドも時代の空気を豊かに反映していたことを示すことに成功してます。
ともあれ、聴いていて普通に楽しいです、これ。ライ・クーダーの傑作「ジャズ」にも共通するところも多いと思いますね。