2つの「ショパン:夜想曲集」

アンジェラ・ヒューイットによる「ショパン夜想曲集」を購入しました。id:sakamoto-kunさんのHP2号店に書かれているレビュー(http://okaka1968.cocolog-nifty.com/1968/2004/11/post_9.html)を読んだのがきっかけです。期待にたがわぬ美しさと繊細さに富んだ演奏でした。この録音でヒューイットが演奏しているピアノがファツィオーリ。ファツィオーリによるショパンといえば、昨年ゆりしーずさんに教えていただいた、チッコリーニ盤がありまして、奇しくもこちらも「夜想曲集」で、昨年から愛聴しているアルバムです。解釈の違いはもちろんあるけれど、両者の録音ともなんともいえない美麗な音色で奏でられていて、聴く者を陶然とさせる音楽になっています。どちらもこの先長く聴いていくことになるでしょう。これから「夜想曲集」を聴くときは、ディスクをターンテーブルに乗せる前に、どちらにしようかと贅沢な悩みの時間を持つことになりそうです。素敵なアルバムをご紹介してくれたお二人に改めて感謝です。

Nocturnes / Impromptus

Nocturnes / Impromptus

バッハを主なレパートリーとしているヒューイットですが、私が持っているのはこのショパンの他にはラヴェルピアノ曲全集だけです。ラヴェルも透明感のある音色で演奏された素敵なアルバムでした。今後バッハも聴いていきたいですね。