「
小野リサでクリスマス・アルバム」という組み合わせから期待できることにしっかり応えた企画盤。今年になって第２弾も出ましたね。ジャズのスタンダードのカヴァーをやっていた頃は、ますます晩年の
ナラ・レオン化してきたなーなんて思っていたのですが、その後ハワイアン、アフリカンなどにどんどんアプローチを試みて、もはや「何をやっても
小野リサは
小野リサ」の域に達しております。どのアルバムも優しい歌声が心地よい。このアルバムもしかりで、品の良いアンサンブルに包まれてリラックスした時間が流れていきます。これにスリルや緊張感を求めるのは野暮ってもんでしょう。
