夏のセレクト曲目

輸入権問題を考えるシンポジウムにご一緒した、RYOSEIさん、タケダさん、id:laazさん、kissheeさん達と、「夏」をテーマにセレクト交換会を行いました。既に手元にはタケダさんのが届いてます。あと一週間は続くという猛暑を、これから届くごきげんな曲のつまったセレクトでなんとかしのごうと算段中。
そんな私のセレクトは、レゲエでボッサでトロピカルな路線で選曲してみました。


1)「Fresh and Clean」MAD PROFESSOR
原曲はご存知スタイリスティックスの「カントリー・リヴィング」。これをサンドラ・クロスがカヴァーしたのをダブにしたものです。ひんやり、クッキリ、シャッキリと三拍子揃ったマッド・プロフェッサーのダブは昔から夏のお供には欠かせないものでしたが、なかでもこれはスティール・ドラムを全面的にフィーチュアしたすぐれもの。


2)「La la la…」小泉今日子
藤原ヒロシとGOTAがタッグを組んで曲提供を行った意欲作「No.17」から。シングル・カットもされてます。KYON2のひんやりした声が素敵なラヴァーズ・ロック。


3)「DUB IS BEAUTIFUL(BEAUTIFUL RAIN)」リトル・テンポfeat.エディ・リーダー
リトル・テンポの傑作「ロン・リディム」付属の8cmCDに収録されていた曲。エディ・リーダーはもちろん、あのフェアグランド・アトラクションの人。立体的な音の配置に映えるヴォーカルが心地よい。


4)「海辺の荘」高橋幸宏
90年代幸宏の隠れた名曲。スティール・ドラムを印象的に使った幸宏には珍しいトロピカル・タッチの曲ですが、なんだか悟りを開いたような歌詞の枯れぐあいが独特。ちなみに作詞は鈴木慶一


5)「SUNSHOWER」Dr. Buzzard's Original Savannah Band
ビッグ・バンド+ディスコにノスタルジアと楽園風味をふりかけた、彼らの1stアルバムは文句なく楽しい音楽で、刹那的な快楽にあふれています。これはなかでも最もトロピカルな曲。子供のコーラスがキュート。確か渡辺満理奈も好きだといってたなあ。


6)「SWIM」Papa's Culture
スティーリー・ダンがハース・マルティネスをゲスト・ヴォーカルに迎えてジャマイカで録音したらこうなりました的傑作アルバムを一枚残して消えてしまったユニット。その唯一のアルバムの冒頭を飾ったこの曲は、ゆるいゴー・ゴー・ビート、中盤で登場するディキシーっぽいブラスなど、仕掛けがいちいち私のツボにはまるんです。


7)「純粋なる愛の歌」Conjunto Sambacana
P5さんのセレクトにも収録されていたグループで、改めてその良さを再確認したので収録してみました。ここからボッサ路線の選曲です。


8)「マリア・ニンゲン」カルロス・リラ with ポール・ウインター
最近の日記でもとりあげた名盤からの1曲。まったりとして良い感じ。


9)「緑の森」田中理恵
A&Mなアレンジが河野伸、後半デュエットしているのは高浪敬太郎という豪華布陣の和製ボッサ。後半でちょっとでてくる笑い声がかわいい。


10)「夏風通信」太田裕美
また裕美さんを入れてます。これは代表作「こけてぃっしゅ」からの作品で、筒美京平先生のワザが冴えまくりのワルツ。


11)「ウオーターマーク」アート・ガーファンクル
涼しさを感じさせるジャケなら一、二を争うアート・ガーファンクルのアルバムから。作曲はジム・ウェッブ。この人の曲とアートって本当に相性が良いですねえ。

12)「ソー・ロッコアクエリアス
ブラジルのコーラス・グループ。プロジェクト的性格が強かったようです。後半の口笛がいいですねえ。


13)「Lovin' You」Jimmy Crawford and Russ Hicks
曲はもはや説明不要の名曲ですよね。やってる人は・・・よく知らないのですが、ペダル・スティールのデュオという不思議な形態です。アルバム全体は一風変わったアコースティック・スイングです。


14)「幸せをはこぶメルモ」桜井妙子
ラストは宇野誠一郎の名曲で締めましょう。手塚治虫原作のアニメ「ふしぎなメルモ」のエンディング・テーマ。イントロのクールなオルガンと、優雅なストリングス、透明感のあるヴォーカル、短いながらもドラマティックな起伏のあるメロディ・・・いやー、良い曲ですよ、これは。


もし、このセレクトを聴いてみたい!という方がいらしゃったらご連絡ください。