ギャラガー&ライル「ウイリー・アンド・ザ・ラップドッグ」(ASIN:B0002233UK)

lapdog

渚十吾いわく「イギリスの歌織り職人」、ギャラガー&ライルの名作2nd。ハンプシャーの自宅で録音され、肩の力の抜けた佳品が並びます。ベース・ハーモニカでピート・タウンゼントも参加。シンプルなアレンジのカントリー・フォークな音に温かい2人のヴォーカルとハーモニーを聴いているだけでいい気持ち。ちょっと地味なサイモン&ガーファンクルといった趣もあります。アメリカのカントリー、フォークへの憧憬が強く伝わってくるけれど、どこかしっとりとした味わいがやはりイギリスを感じさせますね。後年のよりポップになった作品も捨てがたいけど、このアルバムのひなびた味わいは他に代えがたい。