ムーンライダーズ「December moonliars」ライヴat名古屋クアトロ

まだ東京公演が残っているため、ネタバレはできるだけ避けます。
ライダーズ本体のライヴに行くのは久しぶりです。しかも今回は矢口博康がゲストというのも楽しみのひとつでした。全体として歌はいわずもがなですが、かなり演奏に重点を置いていたような印象です。比較的長めのイントロやエンディングで骨太で力強い演奏がたっぷりと堪能できました。白井良明はギタギドラも序盤から多用して、変な効果音を出したり、かしぶちのドラムと絡んで行ったり。岡田、博文、かしぶちは後ろで黙々と(一部ボーカルはとりますが)自分の仕事をこなします。矢口が加わった関係か、慶一は今回はセンターに。かなり声も出ていて元気そうでした。良明とギターバトルまでやってたし。矢口はクラリネットにソプラノ、アルト、バリトンの各サックスを持ち替えて大忙し。武川もいつものヴァイオリン、トランペット以外に小さいギター(正式名称わからず)も使用していました。演奏した曲目は定番の人気曲とちょっと意外な選曲が混ざったもの。アップテンポでぐいぐい引っ張る曲が多かったので、前の観客たちは、私も含めて結構ノリノリでしたね。ステ−ジ向かって右側、良明側の観客は良明の煽りにも敏感に反応して、こぶしを振り上げたり歓声をあげたりと、特にノリが良かったです。
今回一番驚かされたのは最初のアンコールでした。まさかあの曲をああいう風にやるとは!これだけでも観に行った甲斐がありました。
総じてロックバンド・ムーンライダーズここにありという気概が見えるライヴでした。まだ来年の予定は決まってないそうですが、来年こそは新作をぜひ!