鎌田東二編著「サルタヒコの旅」(ISBN:4422230174)

猿田彦神社に行った記念に購入した本。論考や対談などバラエティに富んだ内容で読みやすいです。それにしてもクロ−ド・レヴィ=ストロース荒俣宏岡野玲子美内すずえ河合隼雄が一冊に収まっているというのはすごい。もちろん細野晴臣もいます。なんと吉本ばななと対談。ちょっと面白かった部分を引用します。

吉本 夢に人が出てきて、その人が連絡をしてくるとかいうのはありますよね。


細野 そういうのはありますね。あるけど、やっぱり僕の夢は現実とちょっと違うなあ。そういえばこないだ、坂本龍一が洞窟の前で、カルテットで新曲を披露してる夢をみたの。


吉本 でも、本当にありそうですね。


細野 そう、そう、そう(笑)。それがすごくいい曲だった。これを覚えとこうと思って。


吉本 パクリ・・・・(笑)。


細野 パクリ!(笑)。で、そんなことがあったあとに、教授ー坂本君から電話がかかってきて、地雷セロキャンペーンの音楽を手伝ってくれ、これから曲を作るんだとか言うから、じゃあ、あの夢で見た曲が出来てくるのかなと思って聴いたら、全然違う(笑)。そういうズレがちょっとある、僕の場合は。

その曲は昔の坂本龍一が作りそうな曲だったそうです。