クリストファー・スコット「スウィッチド・オン・バカラック」

これも「アコースティック・スウィング・エキゾチカ・コレクション」シリーズから。69年発表。あまりにも安直なタイトル(もちろん、ウォルター・カーロス「スウィッチド・オン・バッハ」のパクリ)に失笑しますが、なんといってもバカラック・ナンバーなので曲が悪いはずがなく、思いのほか奇を衒ったところのない、ラウンジ風味のアレンジのおかげで、軽く聴き流す分には充分楽しめます。個人的にもモーグシンセサイザーの音色は好きなんですよね。あくまで「モーグバカラックをやった」以上でも以下でもない作品ですが、「ウォーク・オン・バイ」なんてビートの感覚が結構新しかったりして、おっと思いますよ。