Henning Schmiedt 『klavierraum 』

Klavierraum

Klavierraum

ソロ・ピアノシリーズ第3弾。ドイツのピアニストによるアルバムです。「20gの砂糖」とか「110gのバター」など、変わった曲名ばかりだなあと思っていたら、これは心地よい部屋をつくるためのレシピだとか。そもそもこのアルバム自体、「妊娠中の妻が暑い夏を心地よく過ごせるように」というコンセプトで制作されたものなのです。音楽自体は曲によってはうっすらとエレクトロニクスを加えているものもあり、浮遊感のある穏やかな世界を展開しています。イーノとハロルド・バッドによるアンビエント・シリーズを彷彿させる瞬間もしばしば。