12/16 YMENE 高木正勝 ピアノソロ コンサートツアー@めぐろパーシモンホール

高木正勝のライブを観るのは先日のDe La FANTASIA以来2度目です。そのときは、もっと落ち着いた環境で見たかったとレポに書いているのですが、その心残りを晴らすべく、柿の木坂をのぼってめぐろパーシンホールに向かいました。
やっていることはDe La FANTASIAと変わらないのですが、やはりいい音響のコンサートホールでじっくりと耳を傾けていると、また見えてくるものも違ってきます。全体のトーンは一貫していながらも、絶えず変化を続け、イメージを固定させることのない流動的な映像と高木のピアノの不即不離の関係がとてもスリリング。画面の動きと音の連なりが単純にシンクロしているわけではないのですが、「ここにはこの音しかない」と思わせる説得力をもって観客に迫ってくるのです。ツアー・タイトルの“YMENE”とは「夢の根」という意味を持つ造語とのことですが、まさに高木個人に留まらない、人間の夢や心象風景の根源にあるものが、今ここで具現化されているかのような感覚に襲われることもしばしばでした。

本当にごく一部ですが、コンサートの模様がYou Tubeにありました。