Andres Beeuwsaer 『DOS RIOS』

Do's Rios

Do's Rios

この日記も今日で7周年となりました。ご覧になってくださった全ての方に心から感謝します。8年目はますますマイペースの度合いが強まるでしょうが、どうぞよろしくです。
さて、今回取り上げたのはアルゼンチンのネオ・フォルクローレを代表するグループ、アカ・セカ・トリオのキーボーディストAndres Beeuwsaerの初ソロ・アルバムです。自身のピアノにサックスなどごくわずかな楽器による室内楽的アンサンブルに数名のゲスト・ヴォーカルを加えた編成の音楽ですが、空間を充分に生かした幻想的な響きが聴く人のイマジネーションを刺激してやみません。アルゼンチンの広大な大地を思わせながらもどこか翳りも感じさせる独特の空気感は幽玄といっていいほどです。こうした音楽に新たに出会える歓びがあるからこそ、まだこの拙い日記も続けていこうと思えるんですよね。