8/7 Lamp「八月の詩情」ライヴ@月見ル君想フ

id:lysisさんのお誘いで行くことができたLampのライヴ。まずは表参道にあるカフェ「月光茶房」で待ち合わせ。店主は先日発売された労作、「ECMカタログ」の執筆者の一人でもあります。落ち着いた雰囲気の心地よいお店でした。しばらく音楽話で盛り上がった後、おもむろに会場へ。18時30分をまわった時刻に着いたときは既に人でギッシリ。めんちかつさん(id:nota10)が先にいるはずなのですが、とてもじゃないですが探す余裕はありません(^^;)。二階席の横側から立ち見となりました。
定刻となり、オープニング・アクトのdaniel kwonが登場。ギターの弾き語りのスタイルです。ニルソンを思わせる甘い声でドノヴァンやティラノサウルス・レックス時代のマーク・ボランを彷彿とさせるメロディが、不思議なコードワークに乗せて歌われるという、個人的にはたまらない味わいのアシッド・フォーク。次のminuanoの出番までの休憩時間に速攻でCDを購入しました。
そのminuanoは先日聴いた新宿タワレコでのインストア・ライヴのときと基本的には同じ路線ですが、音響がより良いところで聴いたせいもあってか、より立体的で充実した演奏に思えました。特にキーボードが好調でしたね。
さて、いよいよLamp登場です。8月4日にリリースしたep「八月の詩情」をひっさげてのライヴですが、このepが素晴らしい出来だったので、いやがおうにも期待が高まらざるを得なかったのですが、その期待に充分に応えてくれる力強い演奏でした。新曲はもちろんのこと、初期の楽曲もたっぷりと披露。しっかりとしたアンサンブルと確かなコーラス・ワーク。楽曲の良さはいわずもがなでしょう。夏の日のライヴ、ということもあってややラテン色が強めのアレンジで、その心地よさに静かに体を揺らすオーディエンス(もちろん私もです)の表情はとても幸せそうでした。レコーディングでもライヴでも常に前進していこうとするLampのミュージシャンシップの高さがしっかりと伝わってくる演奏で、楽しみながらも感動しましたよ!そんな志の高い人たちなのに、曲間のMCになると途端にグダグダになるのですが(^^;)、そのギャップが面白かったですし、それだけ純粋に音楽に打ち込んでいる証といえるでしょう。これからも彼らを応援していこうという思いを新たにした一夜でした。


当日の曲目は染谷さんのブログ「こぬか雨はコーヒーカップの中へ」の8月8日付の記事に掲載されています。

八月の詩情

八月の詩情