ペトラ・ヘイデン&ビル・フリゼール

ペトラ・ヘイデン&ビル・フリゼール

ペトラ・ヘイデン&ビル・フリゼール

チャーリー・ヘイデンの娘であるペトラ・ヘイデンのヴォーカルとビル・フリゼールのギターによるデュオ・アルバム。ジャズ・ヴォーカルっぽいのを想像していたのですが、ペトラの歌唱がいわゆるジャズ・ヴォーカル的なものとは大きく異なるものだったのに驚きました。選曲も独特で、ヘンリー・マンシーニガーシュインといったスタンダード・ナンバーも取り上げているのですが、それよりもエリオット・スミストム・ウェイツ、コールドプレイ、スティーヴィー・ワンダーといったロック〜ポップスからの曲が目を引きます。多彩なカヴァー曲がビルの変幻自在のギターとあいまって、ひとつのジャンルに分類することができないユニークなアルバムとなりました。