ジミー・スコット『オール・ザ・ウェイ』

のんびり過ごした年末から一転、仕事始めと共にあっというまにばたばたした日常に戻ってしまったわけですが、このアルバムを聴くと深呼吸をしたように落ち着きますね。忘れ去られていた存在だったジミー・スコットが67歳にして復活を果たした作品で、プロデュースはトミー・リピューマ。彼による過不足のないサウンドにのせてスタンダード・ナンバーをじっくり歌い込みます。余計な仕掛けをしていない分、彼の特徴、魅力がわかりやすい形ではっきりと伝わってきて、いつまでも色褪せない音楽となっています。