ピョクン「カラフル・ヴァイブレーション」

カラフル・バイブレーション

カラフル・バイブレーション

ムーンライダーズ岡田徹主宰のレーベル「valb」からのコンピレーション・アルバムにも参加していたグループの1st。岡田徹つながりでムーンライダーズ『Dire Morons TRIBUNE』収録曲、「イエローサブマリンがやってくるヤア!ヤア!ヤア! 」でプログラミングを担当したり、ya-to-iの1stアルバムでヴォーカルをとっていた、ということを知って興味を持ちました。なるほど岡田好みのチャーミングなポップ・センスを持つグループで、80年代的な香りもあるエレ・ポップ・サウンドとやや無機的な女性ヴォーカルのコンビネーションで聴かせてくれます。
メンバーへのインタビュー(http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20041206B/index.htm)によると、サウンドに影響を与えたアルバムとして、

【Hideo】DEEE-LITE『World Clique』とかEBTG『Walking Wounded』あとGiorgio Moroderの『E=mc2』です。

【Miki】CIBO MATTOの『ステレオタイプA』。

【Shinya】4HEROの『TWO PAGES』、SENOR COCONUT『EL BAILE ALEMAN』、Art of Noise『BELOW THE WASTE』。

といったアルバムが挙がっているのですが、特に彼らのサウンドを連想させるのはディー・ライトとチボ・マットかな。すなわち、ちょっとキッチュでユーモアの感覚があるんです。ひとなつっこいエレクトロ・サウンドと少しひねっているけどキャッチーなメロディーが楽しい作品。


公式サイトはこちら(全曲試聴可)→http://pyokn.i.am/