アイダ「ウィル・ユー・ファインド・ミー?」(ASIN:B00005IWH7)

都会に住んでいて、特に不自由はしていない。だけど少し心に孤独を抱える若い男女が4人、いつのまにか集まってそっと声をあわせてみる。シンプルな曲、シンプルなサウンド、繊細なコーラス。耳を澄ますと彼等が住んでいるところの空気を感じる。それが今これを聴いている者の部屋の空気と混じりあって、いつのまにか同じ空間を共有しているかのような錯覚に陥る、そんな音楽。クールなようでその奥には音楽へのエモーショナルな思いがしっかりと流れているから聴き飽きることがない。これもまたNYが生んだ美しい音楽。国内盤には、この方こちらの方が大好きなこのお方が、素晴らしい文章を寄せてます(と、お2人に推薦してみる。もうご存知かな)。