2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
このアルバムの仕掛け人、エクトル・ザズーはアルジェリア生まれのフランス人です。60年代から活動を始め、アヴァンギャルドなロック・ユニットZNRや、クラムド・ディスクからいくつかのソロ・アルバムを発表してきました。 ザズーは90年代に入って、…
昨日はガース・ハドソンのことを「頑固親父的」なんて書きましたが、こと「頑固親父的」雰囲気においてヴァン・モリソンの右に出るものがいるとは思いません。言葉の真の意味でソウルフルな歌を歌う大歌手。「孤高の」という形容が良く似合う男。なにしろこ…
http://www.bounce.com/article/article.php/1130今回は男性グループ3組。
「いつも頭の中で怪しげな音を鳴らしている。あいつはオペラ座の怪人のようにプレイした。ぜんぜん、ロックンロールぽい男じゃなかったけど、バンドにはあっていた。」ライナーノートより、ロニー・ホウキンスの言葉 21世紀最初の年の瀬に、ガース・ハドソ…
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1890408 最新作も良かったし、ここのところどんどん私好みのバンドになってきてうれしい。ハナレグミとポラリスとで日本のカンタベリー・シーンみたいなのをつくりたいとどこかで言っていたけれど、本当にそう…
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=6059 持ってないものばかりです。ソウル系は弱いなあ・・・。とりあえずジョニー・ブリストルは購入予定です。
目下「普通の恋」ヘヴィ・ローテーション中。やっぱり歌詞がいいですね。しみるなあ。昨日は菊地のヴォーカルの印象から小沢健二を連想したけど、歌詞の内容からはムーンライダーズ「夏の日のオーガズム」と少し共通するとこを感じたりして。当分ヘヴィ・ロ…
「奇跡の香り ダンス」に代えてこちらを購入。意外といえば意外な顔合わせなんですが、元々こういう異種格闘技セッションはKYON2の得意技ですから。曲の方は巡礼が「つきねぷ、と言ってみた」などで試みた、言葉をひとつひとつの「音」の響きのレベルま…
あー、いい曲です。普通にいい曲。私はスパンクスのライヴを未体験なので、元のアレンジと比較することはできないのですが、これは幅広く聴かれてもちっとも不思議ではないと思います。なるほど、今のスパンク・ハッピーとは異なる世界観が歌われているので…
今日も彼岸で響いているような音楽を取り上げます。97年、マッシヴ・アタックが設立したレーベル、その名も「メランコリック」からのデビュー・アルバム。マッシヴ・アタック程ダビーではないものの、沈み込むようなリズムに男性と女性の物憂げなヴォーカ…
二ルソンがつくった「Hosono House」といいたい最高の一枚。高橋健太郎が主宰するMemory Labから昨年リリースされたのですが、全ての楽器を新川本人が演奏し、自宅のカセットのMTRで録音したという完全宅録作品です。 一曲目がスモーキー・ロビンソンのカ…
オーケストラを導入したことでプログレッシヴ・ロックに分類されることが多いバンドですが、彼等の真骨頂はポップなメロディとコーラス・ワークにあります。このアルバムもしかり。冒頭の「プロセッション」こそ、ちょっと実験的なつくりになっていますが、…
中沢新一の新刊「精霊の王」が面白い。内容の是非はともかく、話題の展開の仕方が上手くてひきつけられます。文体も最近はかなり簡潔になり、一時期程の気恥ずかしさは無くなっていい感じです。
ごきげんなビートルズ・ナンバーを楽しんだ後は、バカラック・ナンバーをしっとりと。ロン・アイズレーが名曲の数々をスイートに歌い上げ、バカラック自らがピアノとオーケストラの指揮を行うという贅沢この上ないアルバム。新曲も2曲収録されていて、文句…
幅広い知識で文字通りグルーヴィな音楽を数多く紹介されている、FURUさんのサイト「Feelin' Groovy」の50000HIT記念のビートルズ・セレクトが届きました。今聴きながら書いています。只今、新譜も最高だったリッキー・リー・ジョーンズの「For No One」。い…
なんだかんだいってクラシックのピアニストではグールドを一番よく聴いています。そのなかでも特に何回もプレーヤーにかけるのが81年盤「ゴールドベルグ変奏曲」とこのブラームスなのです。 晩年のブラームスが残した、小品ではありますが簡潔な美しさをも…
(情報元:HMV Japan) よし、これで買えます!
75年発表の3作目。この後数年のブランクを経て発表された大作「呪文」までの彼は間違いなく天才でした。ブリティッシュ・フォークとミニマル・ミュージックが奇跡的に融合して出来上がった、他のどこにもない音楽をマイク・オールドフィールドは発明した…
id:n-yujiさんが作成された「book」というテーマを使ってみました。落ちついた色あいとデザインで気に入ってます。どうもありがとうございました。
数々の名作を送り出している人だけど、そのなかでもとびきりスイートな一枚ではないでしょうか。全曲ラヴ・ソング。生楽器を中心としたサウンドで、特にアコースティック・ギターと洒脱なホーン・アレンジが本作のカラーを決定づけています。この時期特有の…
初めてこのアルバムのことを知ったのは、あえなく創刊準備号だけで終わってしまった幻の雑誌「H2」で取り上げられていたから*1。 その後ピーター・バラカンが年間ベスト10に選んでいたことを知って購入を決意しました。 DJIVAN GASPARYANはアルメニアの…
昨日は日記を更新した後上京。音楽好きの仲間たちとの新年会に参加していました。年齢も、職業もばらばらだけど、音楽が好きという共通点で知り合った方たち。年に数回しかお会いすることはできませんが、集まればいつも心から楽しい時間を過ごせます。今年…
ヒプノシスの手によるジャケットがあまりにも有名な70年発表の2nd。じっくり見ると、女の子の表情や彩色が不気味。さらに裏ジャケでは不自然な首のひねり方をしていて、こっちも怖い。おかげで音楽の方もオドロ系?と思われがちで、かなり損をしている…
えーと、セレクト合戦の選曲、いったんは出来た!と思ったのですが、ちょっと気になっているところがあって、1曲入れ替えました。気がついたらそれだけで2時間経過。今日はレビューはお休みします。
時代がようやくムーンライダーズに追いついた(笑)。「装置から出る香りと、イメージに合った音楽、夢の内容を語った自分の声の再生が、夢見を手助けする仕組み」。録音した自分の声は使用した後、土の中に埋めるとよいでしょう。
ファンの方には申し訳ないんですが、昔からプロデューサーとしてのナラダ・マイケル・ウォルデンって苦手なんですね。なんだかひっかかりがなくて・・・。とはいえ例外はあるもので、シャニースのこのアルバムにはやられました。正確にはシングル・ヒットし…
妖精といわれても既に一児の母親だったマリアンヌ・フェイスフル。ヒット曲「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」を経て、ストーンズ周辺との関係も深まってきた66年に発表されたこのアルバムは、渋いフォーク路線の作品になっています。渋いとはいっても当時…
クイーン・オブ・ウイスパー・ヴォイス。1926年生まれというから、今年で78歳。このアルバムを録音したときは76歳。さすがにジャケットの写真はおばあちゃん(でも可愛い!)だけど、声が全然昔と変わっていないのに驚かされます。さらにライナーノ…
80年作。「アンビエント」という言葉、概念がこれほど一般的なものになるなんて、当時のイーノは考えていたでしょうか。もちろんイーノの前にはジョン・ケージやサティといった先駆者がいた、ということは出来るのですが、「積極的に聴き流す音楽」という…
カンタベリー・ミュージックの代表的なグループ、ソフト・マシーン創立時の中心メンバーだったのに、1st発表後、ライヴ・ツアーに疲れてあっというまにスペインのイビサ島へおさらばしてしまった、生粋のボヘミアン体質のケヴィン・エアーズ。初期の彼のソロ…